健康で長生きする秘訣(インフルワクチン編)

 いよいよ新型インフルエンザワクチンの接種が始まりましたが、ワクチンの納入が遅れています。予定では、11月16日の週から妊婦や持病のある方のワクチン接種が開始されることになっていましたが、福岡県では必要なワクチンの量の3割程度しか供給されませんでした。このため、持病のある方すべてにワクチン接種ができていないのが現状です。これまで2回接種が必要といわれていたのが1回のみでよい方が増えてきているので、今後は充分に供給されると思いますが、変更があるかもしれませんので、今後の報道にご注意ください。
 また「持病」の定義にもご留意ください。例えば高血圧や高脂血症だけでは最優先接種の対象とはなりませんし、糖尿病で対象となるのは、@他に併発疾患がある方、A高校生以下の患者、Bインスリン療法を必要とする方、の3つに限るなど、基準がかなり厳しくなっています。持病のある方は最優先接種の対象となるかどうか、かかりつけの先生にご確認ください。そこで対象になると判断されたら、「優先接種対象者証明書」を書いてもらい、ワクチン接種受託医療機関で接種することになります(その医療機関で接種が可能であればその必要はありません)。しかし上記のようにワクチンの供給量が充分ではなく、いきなり行っても接種してもらえる可能性は低いので、必ず前もって予約をしてください。かかりつけ医を持たないお子様や1歳未満のお子様の保護者の方も同様です。各医療機関はその予約状況を踏まえて必要な量のワクチンを仕入れますが、仕入れた後は返品ができませんので、予約後のキャンセルはお控えください。