健康で長生きする秘訣(脈の測り方)

 
皆さんはご自分の脈を測った事がありますか?脈は通常、右か左のどちらかの手首で測ります。手首の真ん中を反対側の手の指で触ると筋のようなものに触れますが、その親指側に、ちょっとへこんだところがあり、そこを押さえると脈が触れるのがわかります。触れる方の指は、人差し指、中指、薬指の3本を使うと、よりわかりやすいと思います。これでも触れにくい方は、手首を心臓より下の方に下げると、触れやすくなります。これでも触れない方は、血圧計で血圧を測るときに脈が表示されますので、それを利用してください。脈が触れたら、まず、規則正しく打っているかどうか確認してください。規則正しく打っている場合は、10秒間数えてそれを6倍するか、15秒間数えてそれを4倍すると、1分間の脈拍数となります。脈拍数は個人差が大きく、またちょっと動いたり、緊張するだけでも速くなりますのでばらつきが多いのですが、一応50〜100/分が正常範囲とされています。この範囲から少々外れていても問題ないことが多いですが、40/分以下になることがあったり、常に100/分を超えている方は、一度かかりつけの先生にご相談下さい。脈が規則的に打っていない場合、これを不整脈といいます。不整脈には、放っておいていいものから、すぐに治療をしないと生命にかかわるものまで種々あります。たまに1つ抜ける程度でしたら、問題ないことが多いですが、1分間の間に何回も抜けるとか、バラバラに打っている場合は、治療が必要になることがあります。また不整脈が起こっている時に、立ちくらみではなく、「気が遠くなりそう」とか、「目の前が真っ暗になる」というような症状がありましたら、急を要する場合がありますので、是非かかりつけの先生にご相談ください。また、動悸とか胸の不快感を感じたら、症状がある時に脈を測って、その状況を先生に伝えていただくと、非常に参考になりますので、是非覚えておいてください。